2006年01月30日
[サッカー映画(DVD)]ベルンの奇蹟〜ドイツ・ワールドカップの栄光〜/The Miracle of Bern
内容:
1954年スイス・ワールドカップの西ドイツ代表選手ラーン(サーシャ・ベーゲル)の付き人の少年マチアス(ルーイ・クラムロート)のもとに、第二次世界大戦でソ連軍に捕らえられていた父リヒャルト(ペーター・ローマイヤー)が11年ぶりに帰ってくる。帰還兵として問題を抱えながら、3人の子供に厳格に当たり、マチアスのサッカー好きも認めようとしない父に家族はバラバラになってしまう。そんな中、スイスW杯が始まり・・・。
W杯の西ドイツの奇蹟の優勝と、家族の絆の回復を重ね合わせたヒューマンドラマで、2004年ロカルノ映画祭観客賞を受賞しています。ドラマについては時代背景含めてドイツ人向けといった感があり、日本人はあまり入りこめないのではないかと思います。
見どころはW杯の決勝戦のシーンで、この映画のために作った競技場に観客をCGで合成し、臨場感を出しています。サッカーのプレーの動きはわりと重かったり、遊び的なテクニックを使っていたりしますが、当時はこのような感じだったのでしょうか。決勝戦の試合経過や、得点シーンの展開などは特典で入っているW杯のVTRの通りになっていて、制作者のこだわりが感じられます。
スイスの美しい景色が、主人公の少年のいる町エッセンの薄暗い映像と対比的で、緑一色のピッチなど含めてワールドカップをファンタジーのように見せていました。まさに「奇蹟」なんですね。
とにもかくにも、サッカーファンなら見てみましょうという映画です。
時代背景:
1950年代、魔法使いのハンガリー人「マジック・マジャール」と呼ばれたハンガリー代表が連勝を続けていた頃で、このスイスW杯はハンガリー代表が優勝するのは確実と思われていた大会。この大会の試合結果は、FIFAのサイトに載っていました。
FIFAの1954年スイス大会のページ
予選リーグは総当りではなく2試合だけ、西ドイツは一度勝った相手(トルコ)ともう一回プレーオフをやっています。ハンガリーは予選の西ドイツ戦でプスカシュが負傷し、決勝トーナメントでは中心選手のプスカシュを欠いたままブラジル、ウルグアイ(前大会優勝)に勝ち、満身創痍で西ドイツ戦を迎えたようです。
このプスカシュは、後にスペインへ亡命して1958年にレアル・マドリーに入った、あのプスカシュです。ディ・ステファノとともに1956〜1960年のチャンピオンズカップ5連勝を達成したときのメンバーの。
プスカシュはW杯決勝では出場して先制点を決めていますが、映画でもちょっと似た人を使っているみたいですね。ちょっと小太りで。
DVDの特典映像は、スイスW杯の西ドイツ=ハンガリー戦、ブラジル=ユーゴスラビア戦のダイジェストが入っているのが嬉しい。監督とプロデューサーのインタビューなども入っています。
[スタッフ/キャスト]
ゼーンケ・ヴォルトマン(監督)
ルーイ・クラムロート、ペーター・ローマイヤー、サーシャ・ベーゲル、
ヨハンナ・ガストドロフ、ミルコ・ラング、ビルテ・ヴォルター
オススメ度:★★★★(4.0)
※5点満点です
ベルンの奇蹟
1954年スイス・ワールドカップの西ドイツ代表選手ラーン(サーシャ・ベーゲル)の付き人の少年マチアス(ルーイ・クラムロート)のもとに、第二次世界大戦でソ連軍に捕らえられていた父リヒャルト(ペーター・ローマイヤー)が11年ぶりに帰ってくる。帰還兵として問題を抱えながら、3人の子供に厳格に当たり、マチアスのサッカー好きも認めようとしない父に家族はバラバラになってしまう。そんな中、スイスW杯が始まり・・・。
W杯の西ドイツの奇蹟の優勝と、家族の絆の回復を重ね合わせたヒューマンドラマで、2004年ロカルノ映画祭観客賞を受賞しています。ドラマについては時代背景含めてドイツ人向けといった感があり、日本人はあまり入りこめないのではないかと思います。
見どころはW杯の決勝戦のシーンで、この映画のために作った競技場に観客をCGで合成し、臨場感を出しています。サッカーのプレーの動きはわりと重かったり、遊び的なテクニックを使っていたりしますが、当時はこのような感じだったのでしょうか。決勝戦の試合経過や、得点シーンの展開などは特典で入っているW杯のVTRの通りになっていて、制作者のこだわりが感じられます。
スイスの美しい景色が、主人公の少年のいる町エッセンの薄暗い映像と対比的で、緑一色のピッチなど含めてワールドカップをファンタジーのように見せていました。まさに「奇蹟」なんですね。
とにもかくにも、サッカーファンなら見てみましょうという映画です。
時代背景:
1950年代、魔法使いのハンガリー人「マジック・マジャール」と呼ばれたハンガリー代表が連勝を続けていた頃で、このスイスW杯はハンガリー代表が優勝するのは確実と思われていた大会。この大会の試合結果は、FIFAのサイトに載っていました。
FIFAの1954年スイス大会のページ
予選リーグは総当りではなく2試合だけ、西ドイツは一度勝った相手(トルコ)ともう一回プレーオフをやっています。ハンガリーは予選の西ドイツ戦でプスカシュが負傷し、決勝トーナメントでは中心選手のプスカシュを欠いたままブラジル、ウルグアイ(前大会優勝)に勝ち、満身創痍で西ドイツ戦を迎えたようです。
このプスカシュは、後にスペインへ亡命して1958年にレアル・マドリーに入った、あのプスカシュです。ディ・ステファノとともに1956〜1960年のチャンピオンズカップ5連勝を達成したときのメンバーの。
プスカシュはW杯決勝では出場して先制点を決めていますが、映画でもちょっと似た人を使っているみたいですね。ちょっと小太りで。
DVDの特典映像は、スイスW杯の西ドイツ=ハンガリー戦、ブラジル=ユーゴスラビア戦のダイジェストが入っているのが嬉しい。監督とプロデューサーのインタビューなども入っています。
[スタッフ/キャスト]
ゼーンケ・ヴォルトマン(監督)
ルーイ・クラムロート、ペーター・ローマイヤー、サーシャ・ベーゲル、
ヨハンナ・ガストドロフ、ミルコ・ラング、ビルテ・ヴォルター
オススメ度:★★★★(4.0)
※5点満点です
ベルンの奇蹟