2010年03月16日

[プレミア29節:チェルシーvsウエストハム]インテル戦に向けて復調

チェルシーvsウエストハム(フォーメーション)2010.3.13(Sat)
Chelsea 4 - 1 West Ham

@Stamford Bridge
1-0 Alex 16'
1-1 Parker 30'
2-1 Drogba 56'
3-1 Malouda 77'
4-1 Drogba 90'
試合結果(SkySports)

2月にチャンピオンズリーグのインテル戦とプレミアのシティ戦で連敗したチェルシーですが、3月に入ってFAカップのストーク戦とこのプレミアでのウエストハム戦の下位チーム相手にきっちり連勝。
負傷欠場者が多い状況は変わりませんが、火曜のインテル戦に向けて調子を上向けて臨むことができます。

腰の引けた相手に好パフォーマンスで得点を量産
ツェフに続きイラーリオまで負傷欠場となり、GKはターンブル。不安ではありましたが、ウエストハムに守備組織を崩されることはあまりなく、被枠内シュートは2本だけで、失点は相手をほめるしかないパーカーのミドル1点のみ。
攻撃のシステムはまたドログバがセンターに戻り、アネルカはウィングに配置。やはりセンターはドログバよりはアネルカの方が攻撃はスムーズで、チームとしての崩しのバリエーションが広がるかと思うのですが、FWとしてのファーストチョイスはドログバなので仕方がないのか、あるいは、マルーダが入った3人の場合の組み合わせの問題なのか。
しかしいずれにせよ、このウエストハム戦では相手の守備が消極的で多くのチャンスを作り、さらにマルーダの調子が抜群で4得点。アレックスとドログバのゴールにつながった絶妙のコントロールのクロスや、3点目のボディバランスの高さを感じさせるキープからのゴールで試合を決定付けるなど、素晴らしい活躍でした。
しかし一方で、ジョー・コールの存在感がほとんどないのは残念でした。

インテル戦はお互いに守備重視か
インテル戦では、ツェフとイラーリオは欠場でGKは引き続きターンブルの模様で、左右SBのボシングワとアシュリー・コールもいないという状況。ウエストハムとは違ってフィジカルに強い相手ですから、そうそうチャンスも作れないでしょう。
ミラノでの第1戦は2−1でインテルの勝利となりましたが、チェルシーとしては先制されるのは厳禁で逆にアウェイゴールの1点を活かしたいところですし、インテルも無失点のまま逃げ切りたいところでしょう。お互いに慎重な入り方で1点を争うキリキリした勝負になるのではないでしょうか。早い時間で得点が入ると、逆にオープンな展開になって試合が大きく動く可能性もありますが。

2010年03月15日

[リーガ26節:バルセロナvsバレンシア]アンリ効果でメッシがハットトリック

FCバルセロナvsバレンシア(フォーメーション)2010.3.14(Sun)
Barcelona 3 - 0 Valencia

1-0 Messi 56'
2-0 Messi 81'
3-0 Messi 83'
試合結果(as)

カンテラーノ達で構成された前半はボールもうまく回らず、チャンスよりもピンチの多い試合内容。後半にアンリが入って好転し、終わってみれば大勝となりました。

チビッコ最前線は機能せず
出場停止のイブラヒモビッチに代わって3トップの一角に入ったのはボージャン。この機会を活かしてもらいたかったところですが、仕掛けようとしてもミゲルに簡単に止められ、他のプレイヤーとの連携も皆無。ハーフタイムで退いたのは前半にケズられたせいかもしれませんが、全く役に立っておらず、交代もしかたない内容。
またその他のアタッカー陣についても効果的なパス回しはなく、3トップで低い選手を揃えているのでクロスを入れても収まる様子もなく跳ねかえされるだけ。FW3枚&MF3枚を全てバルサ自慢のカンテラーノにした攻撃は全く機能していませんでした。

アンリ投入で流れを大きく変える
後半はアンリがセンターに入り、裏への抜けだしを狙うことで中盤のスペースも広くなってパスが回りだす。そして流れをつかむと、アンリとの連携などからメッシが個人技での突破を繰り返してハットトリック。前半は狭いスペースでメッシも最後まで抜き切ることはできませんでしたが、アンリの効果的な動きとバレンシアがケガ人に加えて退場者まで出したこともあり、後半はスペースができたので個人技が冴えました。
アンリはこの試合で好調な動きを見せていましたが、実際、控えに回る前も調子自体は良さそうでした。ただ、問題はゴールが入らないというところ。この試合ではメッシのアシスト役になっていましたが、W杯に向けてモチベーションを上げて、そろそろゴールも決めてもらいたい。これからチャンピオンズリーグで日程も詰まってきますし、選手層の厚みは必要です。

苦しいときのバルデス頼み
前半はパスが回らず攻められる時間帯も多く、左のマックスウェルはパブロやシウバを止めることができず、失点してもおかしくないシーンが多発。ビジャもマタもいないバレンシアだというのに。
ここで頼れる男、ビクトール・バルデスが大活躍。バレンシアペースだった前半に失点していればかなり難しくなっていたでしょうが、よくぞ防いでくれました。後半のジギッチとの1対1も自分の間合いにしてきっちりセーブして相手を悲嘆にくれさせ、その直後にはマドゥーロが2枚目イエローで退場となってバルサのペースに引き込めたのもバルデスのおかげです。
過去、バレンシア戦では大ポカで失点をしていたバルデスですが、もはやバルサの守護神として歴代最高と言って間違いない。ここまでのパフォーマンスを見せてもスペイン代表に選ばれないとは・・・攻撃はバルサスタイルなのに、不思議です。

2010年03月14日

[J1第2節:京都vs鹿島]開幕から179分目の初ゴールで引き分け

京都サンガvs鹿島アントラーズ(京都サンガフォーメーション)2010年3月14日(日)
京都サンガF.C. 1−1 鹿島アントラーズ

@西京極総合運動公園陸上競技場
0-1 野沢 拓也 63'
1-1 ディエゴ 89'
試合結果(京都サンガF.C.公式サイト)
試合結果(鹿島アントラーズ公式サイト)
試合結果(日刊スポーツ)

王者鹿島相手のホーム開幕戦、観衆も15,222人が来場し、神戸戦のような不甲斐ない試合は見せられないところ。
内容は鹿島の勝ちゲームというものでしたが、守備はハラハラドキドキ、ギリギリのところで耐えてFKからの1失点に抑え、攻撃は繋いでの崩しからの決定機など見せ場も作り、締めは終了間際の同点ゴール。サンガ側から見ると、なかなかエンタテインメント感あふれる試合でした。

王者・鹿島のクオリティに(ほぼ)完敗
鹿島は立ち上がりからロングボールが多く、これがポジショニングのいいマルキーニョスと興梠につながって序盤からサンガは劣勢。サイドから攻められたときも、FWにうまく前を向かれてしまうことが多く、前半しのげたのは水谷と相手のミスのおかげです。郭はいいプレーはしていましたが、裏を取られることが多いのはやはり不安でした。ボランチやサイドバック含めたチームとしての守備の問題でもありますが。
得点されたのはまたしても野沢、もう勘弁してもらいたい。普通なら壁に当たっていたハズのFKでしたが、壁に入り込んだ鹿島の選手に壁を崩されて、そこを抜けていました。してやられた、というところでしょう。

ディエゴ下がらず、最後はゼロトップ?でゴール
サンガは攻撃については神戸戦のようにディエゴがズルズル下がることもなく、大剛が入った直後の時間帯は繋いで決定機を作り、サンガの時間になっていました。優勢だったこの時間帯に失点したのがサッカーの怖いところですが、こういったチャンスを作れていたというのは、開幕戦からの大きなプラス。後半はSBも上がって攻撃に絡んでいましたし、サイド攻撃が形になることがあったのも収穫でした。
柳沢は神戸戦でもやや消極的に見えたのですが、この鹿島戦でもうまく攻撃に絡めていなかったのは気になります。
最後は柳沢を交代で下げて中山とディエゴがトップに入り、この2人の連携で同点ゴール。単に柳沢の代わりに中山がFWになっただけなので、スパレッティのやる戦術としてのゼロトップでもありませんが、Q采配がハマりました。ただ、柳沢を下げて得点できたというのが皮肉な感じはします。柳沢にはゴールを決めてもらわないと。

あやうく2試合連続で完封されるところでしたが、得点を決めて勝ち点も取りましたので、これからシーズンを仕切り直しです。

[J1第1節:神戸vs京都]仕上がりのいい神戸相手にいいところなし

ヴィッセル神戸vs京都サンガ(京都サンガフォーメーション)2010年3月7日(日)
ヴィッセル神戸 2−0 京都サンガF.C.

@ホームズスタジアム神戸
1-0 ポポ 43'
2-0 ポポ 51'
試合結果(京都サンガF.C.公式サイト)
試合結果(ヴィッセル神戸公式サイト)
試合結果(日刊スポーツ)

録画しそこねて再放送待ちだった上に、負け試合ということが分かっていたので、なかなか見る気もおきませんでしたが、一応、記録としてアップしておきます。

試合内容は“意外にも”仕上がっていて組織だったいいプレスをかけてくる神戸が優勢に試合を進め、ポポの2発で敗戦。1点目は素晴らしいゴラッソで、2点目はハーフウェイラインのところで最後尾の位置にいたチエゴがボールを奪われてのカウンター。
しかし失点のシーンよりも、プレスで奪われてのカウンターなどからピンチを多く招いていたことの方が問題。新加入の守備選手では、チエゴはブラジル選手によくあるパターンでJリーグのテンポに戸惑っていたのと、郭が裏を取られがちだったのは早めに対応してもらいたい。ただ、チエゴと郭もクオリティは高く今後は期待できそう。
攻撃ではディエゴが下がってくるクセが出て、FWの後ろにポッカリ穴があいてしまって精度の低いロングボールの攻撃が多かった。シュートは多くても可能性の低いミドルばかりで、昨年からの課題がそのままだったのが残念。


[J1第2節:横浜Fマリノスvs湘南]俊輔、無難な日本再デビュー

横浜F・マリノスvs湘南ベルマーレ(日産スタジアム)

2010年3月13日(土)
横浜F・マリノス 3−0 湘南ベルマーレ

@日産スタジアム
1-0 栗原勇蔵 22'
2-0 渡邉千真 61'
3-0 狩野健太 90'
試合結果(横浜F・マリノス公式サイト)
試合結果(湘南ベルマーレ公式サイト)
試合結果(日刊スポーツ)

先週のJリーグ開幕戦は味スタでのFC東京vsマリノスを見に行ったのですが、電車を乗り換え間違って大幅に遅れてしまい、断念。1週遅れでの今期初観戦です。

さて、この湘南戦は中村俊輔がどのようなプレーを見せてくれるのかが最大の焦点。久しぶりにマリノスで見る俊輔は、パスやクロスの精度は流石に正確で、ボールを落ち着かせるところも試合運びの巧さを感じさせましたが、スペシャルと言えるようなプレーは見られず。期待以上でも以下でもなく、無難な再デビュー戦でした。
チームに合流してからまだ時間が少ないので、まだ調整過程という面はあるのでしょうが、分かりやすくスゴいプレーをする選手ではないというところが、個での結果を求められることになってしまったエスパニョールでポジションを奪い取れなかった理由のひとつではあるでしょう。

このマリノスでは、右の俊輔がタメを作りながら正確なパスを供給し、左の山瀬は積極的な仕掛けでチャンスを作るといった形で攻撃のバリエーションが生まれていましたし、連携が熟してくればかなり面白いサッカーが見られるようになるのではないでしょうか。今期のマリノスの試合が楽しみになってきました。
昨年のマリノスは若い選手であるが故か、縦に速い攻撃でコントロールを失ってオープンな展開になってしまうことも多かっただけに、俊輔の存在は安定を生みそうです。

試合はマリノスが湘南を寄せ付けず楽勝といった内容。マリノスのボランチとセンターバックのところの競り合いで湘南はことごとくボールを失い、チャンスはマリノスのミスから生まれたものぐらい。消極的であまり人数をかけない攻めで繋ぐこともできず、攻撃については何もさせてもらえませんでした。
守備については湘南の最初の失点はCKを栗原に合わせられたものでしたが、それ以外にも崩されてチャンスは作られていましたし、マリノスの個のクオリティに対して後手後手の対応。3−0というスコアは妥当ですね。

マリノスは次節も日産スタジアムでの神奈川ダービー、川崎戦。いきなりの正念場です。

purplesanga at 00:52|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)Jリーグ 

2010年03月11日

[チャンピオンズリーグ:レアル・マドリーvsリヨン]個のタレントはリヨンを崩せず、マドリー敗退

2010.3.10(Wed)
Real Madrid 1 - 1 Lyon

@Santiago Bernabéu
1-0 Cristiano Ronaldo 6'
1-1 Pjanić 75'
試合結果(UEFA)

前半眠っていたリヨンが後半に息を吹き返し、アウェイゴールで勝ち抜け
第1戦は1-0でリヨンが勝利。完封されてアウェイゴールを奪えなかったマドリーは、この第2戦でアウェイゴールを奪われるのは命取り、無失点に抑えて早めに得点を重ねて勝ちたかった試合。
互いに縦に速い攻めでゴールへ素早く詰め寄ろうとしていましたが、前半は圧倒的なマドリーペース。前半6分にグティからの裏へのパスに抜けたロナウドがゴールを決めて早くも先制すると、その後もマドリーに決定機が何度も訪れる。しかし、GKまでかわしたイグアインはシュートをポストに当ててしまうなど、大事なときに詰めが甘い。
後半になると、選手交代で活性化したリヨンが球際に厳しく行くようりになり、攻守の入れ替わりが激しい落ち着かない展開に。マドリーは前半のように楽にボールをキープできなくなり、リヨンがやや優勢となってチャンスを作り始める。そして後半30分、密集での細かいパスが繋がり、リヨンがゴールを決めてついに1-1の同点に。
マドリーは1点入れて2-1の勝利となってもアウェイゴールの差で敗退となるため、ここから2点差以上を付けて勝つ必要があり、一気に大ピンチ。なんとか打開しようとするマドリーでしたが、この時間帯からあと2点取らなければならないというのは厳しい。アウェイゴールの破壊力をまざまざと見せつけられた展開です。結局、無理に攻める必要がなくなり守りに入ったリヨンを攻略することはできず、そのまま時間はすぎてタイムアップ。

ベスト16の戦いでは相手に恵まれたと思われたマドリーでしたが、第1戦・第2戦通じてマドリーのアタッカー陣はリヨンの守備組織を崩しきれなかった。個に頼った攻撃はハマると大逆転も可能になりますが、チャンピオンズリーグのノックアウトラウンドのレベルで守備のしっかりしたチームを攻略するのは容易ではありません。

今年のチャンピオンズリーグの決勝は、マドリーのサンチャゴ・ベルナベウで行われるというのに、スタジアムの主は今年もベスト16で敗退。決勝戦がベルナベウでのクラシコ、という絵に描いたような展開も消え去りました。
これでマドリーが取れる可能性のあるタイトルはリーガのみ。これは精神的にもかなりのダメージとなるでしょう。このままリーガでも不調になって、再度バルサに首位を返してもらいたいところです。
とはいえ、バルサも来週のチャンピオンズのシュトゥットガルト戦は安心して見れる状況ではありませんが。

[チャンピオンズリーグ:マンチェスター・ユナイテッドvsミラン]ミラン何もできず、ユナイテッド大勝

2010.3.10(Wed)
Man. United 4 - 0 Milan

@Old Trafford
1-0 Rooney 13'
2-0 Rooney 46'
3-0 Park 59'
4-0 Fletcher 88'
試合結果(UEFA)

消極的なミラン、積極的なユナイテッド
第1戦のホームで2-3とアウェイゴールを浴びて負けているミランは、2点差以上で勝たなければベスト8へ残ることはできない。サン・シーロでは攻撃的なプレーでチャンスを量産し、もっと得点を取っていてもおかしくなかっただけに、このオールド・トラフォードの試合でも攻撃的に出るのかと思いきや、なぜか第1戦のような圧力はなく消極的なプレーに終始。
攻めるユナイテッドと守るミランという構図で試合は進み、前半13分にガリー・ネヴィルの正確なクロスをルーニーがヘッドで決めて先制すると、後半立ち上がりにもナニの巧みなクロスをルーニーが決めて2-0。これでもうほぼ勝負あり。
3点以上が必要となったミランは、セードルフやベッカムなど攻撃的な札を切るが、時すでに遅し。メンタル的に落ちたミラン相手にユナイテッドは朴智星のゴールを含む2点をさらに追加して大勝となりました。ベッカムは終盤に素晴らしいコントロールのクロスを連発してチャンスを作っていましたが、なぜレオナルドは前半から攻撃的な采配を取らなかったのか、理解に苦しみます。点を取りに行かずにどうやって勝つのか? 様子見をしている余裕はありません。

とりあえず、これで順当にユナイテッドが勝利。イタリア勢はフィオレンティーナもミランもベスト16で姿を消すこととなり、残るは来週にチェルシーと戦うインテルのみです。