2010年08月30日

[リーガ開幕戦:ラシンvsFCバルセロナ]バルサは快勝スタート、マドリーは引分け

ラシンvsバルセロナ(フォーメーション)2010.8.29(Sun)
Racing 0 - 3 Barcelona

0-1 Messi 3'
0-2 Iniesta 32'
0-3 Villa 62'
試合結果(Mundo Deportivo)
試合結果(Sport)
試合結果(as)

開幕前に移籍騒動のゴタゴタがありましたが、とにもかくにもリーガが開幕。
バルサは好調期のような流れるようなパスワークは見られませんでしたが、随所にバルサらしさを見せる攻撃で、取るべき人がしっかり得点しての快勝。
マドリーはチームの出来もまだまだで、しっかり勝点を落としてくれましたし、言うことはありません。

仕上がり途上も、スペイン代表+メッシで快勝
バルサはビジャが加入(イブラが退団)したこともあり、さらにスペイン代表チームとの共通化が進んだような布陣。シーズンオフにもワールドカップで一緒に戦ってきたということもあるのでしょう、開幕戦で仕上がり途上ながらチームに大きな問題はなく、アグレッシブなプレスをかけるラシンに対しても慌てることなく主導権を握りました。
試合は前半3分にカウンターでチャビ→イニエスタ→メッシと繋いであっさり先制点を取ると、前半32分にはキーパーがパンチングでクリアしたボールをイニエスタがダイレクトに蹴り返すというゴラッソで追加点、さらに後半にもビジャがアウベスのクロスからダメ押しのゴール。メッシとビジャという得点王争いする両名に、W杯のヒーロー・イニエスタまでもが加わり、点を取って欲しい3人が開幕戦でゴールを決めるという期待以上の展開。今年もバルサの勢いに陰りはありません。
守備についても、ワケの分からないペナルティを取られてもバルデスがPKをきっちりセーブ。CBに入ったアビダルの守備がちょっと怪しいのと、マックスウェルが軽い対応をしていたなどありましたが・・・まだ開幕戦、気にしないでおきましょう。

マドリーは開幕戦スコアレスドロー
マドリーはアウェイのマジョルカ戦という難所でのスタート。ただでさえ難しい相手ですが、マドリーはまだ個人の寄せ集めのような状態、結果はスコアレスドローとなりました。
試合の中盤当たりはオープンな攻め合いでどちらに得点が生まれてもおかしくない内容でしたが、終盤には引分け狙いに転じたマジョルカが引いてしまい、マドリーが攻め込む展開でかなり危なかった。まだバラバラとは言え、個々には優れたプレイヤーばかりですから、守備を固めてもそう守り切れるものではありません。まだ本調子でなかったから得点は生まれなかったものの、普通ならマジョルカが負けていたでしょう。
とりあえず、マドリーはチームとして軌道に乗るにはまだまだ時間がかかりそうですから、今のうちにできるだけ勝点を落としてもらいたいところです。モウリーニョが新たに監督となったチームは最初は苦しむ印象がありますしね。

移籍について、カンテラ以外の扱いが下手なペップ
バルサの今シーズンの移籍状況は、退団したのがイブラヒモビッチ、アンリ、トゥーレ、マルケス、チグリンスキー。そして加入したのがビジャ、マスチェラーノ、アドリアーノ。カンテラ組を中心に考えているとはいえ、選手層が薄くなっているのは明らかで、長いシーズンを乗り切れるのかは心配なところです。
特に、イブラヒモビッチやチグリンスキーは、もともとペップが希望して昨シーズンに加入したはずですが、たったの1年で出て行くことになってしまいました。なかでもイブラヒモビッチは大金で獲得したのに、イブラ本人にも事情が飲み込めないままの退団。資金のないミランへの移籍ということで大赤字ですし、本当に馬鹿げています。
ペップは就任当初にはロナウジーニョ、エトー、デコを戦力外であると言って話をややこしくしたり、フレブやグジョンセンには出場機会を与えず不満を募らせ、そのフレブは今でもレンタル状態。トゥーレの退団についてもそうですが、ペップはカンテラ出身の選手以外の扱いが下手すぎる。マスチェラーノが同様の不満を漏らして来年に退団ということにならなければいいのですが・・・。


[J1第21節:横浜Fマリノスvs新潟]調子のいい時は滅法強いマリノス

横浜F・マリノスvsアルビレックス新潟(日産スタジアム)
2010年8月29日(日)
横浜F・マリノス 3−0 アルビレックス新潟

@日産スタジアム
1-0 山瀬 功治 47'
2-0 中村 俊輔 71'
3-0 長谷川アーリア ジャスール 85'
試合結果(横浜F・マリノス公式サイト)
試合結果(アルビレックス新潟公式サイト)
試合結果(日刊スポーツ)

前節のサンガ戦では内容が悪く、後半に劣勢となったものの最後に河合の劇的ゴールで辛うじて勝利したマリノス。今節の相手は新潟でしたが、好内容での勝利となりました。相変わらず調子の波が激しいチームです。

高精度な攻撃でマリノスが快勝
前半は新潟にズバズバと縦パスを通されるなど、得点よりも失点の匂いが強い内容でしたが、後半はマリノスが圧倒。1点目はカウンターで俊輔のスルーパスから山瀬が際どくDFに競り勝ってのループ、2点目は俊輔の珍しい右足での絶妙のミドル。得点は俊輔が目立った形でしたが、ポイントを突いた精度の高い攻撃でチャンスも多く、見どころタップリ。3試合ぶりに出場の小野はDFとの競り合いにも強く、一人で前線に張っているだけでも新潟の脅威になっていました。
終盤にはセットプレイからダメ押しの3点目を決めての快勝。もっと得点が入ってもおかしくないぐらいの試合でしたし、こういうプレーができればもっと上位にいてもおかしくないのですが・・・次のフロンターレ戦はどうなるか、予測がつきません。
新潟は矢野がドイツのSCフライブルクへ移籍となりましたが、大島と外人3人がいれば、なんとかなりそうではありました。ただ、この試合の後半では選手交代するごとにチームのパフォーマンスが落ちていきましたし、選手層に問題がありそうな気はします。個々の選手についてはよく分かりませんが。

日曜の夜のアウェイでも多い新潟サポ
横浜F・マリノスvsアルビレックス新潟(日産スタジアム)、新潟サポ相手が遠方の新潟、日曜の夜の試合ということで、アウェイ席はガラガラではないかと思ったのですが、関東のチームと比べても遜色ないのではと思うぐらいに新潟のサポが入っていました(日産スタジアムなので少なそうには見えますが)。新潟出身で関東在住の人が多いのか、日帰りアウェイツアー5500円という格安料金のおかげなのか。
先日、サンガvs新潟の試合をスポーツバーのFootNikで見たときも店は新潟サポでギッシリでしたし、この熱意はハンパない。ホーム観客動員が多いだけのことはあります。

映画「TSUNAMI」のアフレコ収録イベント
映画「TSUNAMI」のアフレコ収録イベントのチラシこの日は映画「TSUNAMI−ツナミ−」のアフレコ収録イベントが試合前にあり、柳沢慎吾がやってきました。

津波に群衆が逃げ惑うシーン約1分間をビジョンに流しながら、マリノス側ゴール裏を中心に観客が悲鳴をあげたり叫んだりするのを録音するという仕立てです。
私はバックスタンド2階にいたので、マイクからはかなり離れていたのですが、まわりの子供達は大声で叫んでいてなかなか面白かったです。

以前に三ツ沢での横浜FCの試合前にこの収録があるという告知を見ていたので、いくつかのスタジアムでやっているのかと思ったのですが、映画のサイトを見ると、今日の日産スタジアムに変更になったということらしい。プロモーションなら、もっと多くのスタジアムでやって適当に組み合わせた方がよいと思うのですが。

ちなみに、この映画のことはまるで知りませんでしたが、韓国で去年ヒットした映画で、日本語吹き替え版で使われるようです。柳沢慎吾も吹き替えキャストの一人なのかな?
あと、この収録の模様は予告編に合わせて映画館で流されたりするのでしょう。
リンク:映画「TSUNAMI−ツナミ−」


purplesanga at 00:22|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)Jリーグ 

2010年08月29日

[プレミア第3節:チェルシーvsストーク]3戦連続完封勝利、しかし調子落ち

チェルシーvsストーク(フォーメーション)2010.8.28(Sat)
Chelsea 2 - 0 Stoke

@Stamford Bridge
1-0 Malouda 32'
2-0 Drogba 77'(P.K.)
試合結果(SkySports)

3節はストークとのホームゲーム。昨シーズンは7-0で大勝している相手だけに、ここでも大量得点を期待しましたが、決定力が今一つで2-0の勝利。
そんなに大量得点は取れないもの、ではありますが、気になるのは負傷者が出てきたことです。

早くも調子を落とす主力組
試合は当然ながらチェルシーが主導権を握る内容、そして前半10分にはマルダが倒されてペナルティとなり、いつものようにランパードがキッカーに・・・しかし、ここでGKソーレンセンがランパードのPKをセーブ。いつもとは違う右方向に蹴ったキックを読まれていましたが、コースも甘かった。ランパードらしくないPKでした。
結局のところ、前半32分にカウンターから抜けだしたマルダのゴールと、後半32分にアネルカがソーレンセンに倒されて得たペナルティをドログバが決めて2-0で勝つには勝ったのですが、アシュリー・コールやスタリッジなど決定機をハズしており、もっと差を付けなければいけない展開の試合なのに苦戦したという内容になりました。デラップのロングスローからのピンチや、ウィーレンのシュートがバーを叩くシーンもあり、下手をすれば引き分けていたかもしれない。どうもピリッとしません。

この試合で右のハムンストリングと殿筋を負傷をしたテリーは代表戦には出られず、シーズン前のドログバと同様のヘルニアの手術でランパードも離脱。
新戦力のラミレスはこのストーク戦で初出場となりましたが、ほとんど機能しておらず、ベナユンもまだまだ。選手層の薄さが第3節にして見えてきた感もあります。
幸いにも来週は代表戦で1週間あきますし、次節も開幕3連敗のウエストハム戦。このうちにコンディションを回復して、チャンピオンズなどの過密日程に備えたいところです。


2010年08月28日

[J1第21節:名古屋vs京都]勝ちに出ただけマシではある

名古屋グランパスvs京都サンガ(フォーメーション)2010年8月28日(土)
名古屋グランパス 1−0 京都サンガF.C.

@名古屋市瑞穂陸上競技場
1-0 金崎 夢生 23'
試合結果(京都サンガF.C.公式サイト)
試合結果(名古屋グランパス公式サイト)
試合結果(日刊スポーツ)

また5バックで守備的に戦うのかと思いきや、最初から4バックで前からプレスをかけて攻める姿勢。前半を1失点で切り抜けた後の後半は押し込んで同点のチャンスもありましたが、やはりゴールは遠い。ただ、負けはしたものの勝ちに出ての結果なので、これまでの秋田采配と比べて戦い方はポジティブだったと思います。
負けたこの試合が良かったとは言えませんが、勝ちに出た分だけマシではありました。これが次に繋がるといいのですが。

勝負どころで得点する名古屋、決めきれないサンガ
最初はサンガもアグレッシブでほぼ互角の立ち上がりでしたが、ケネディや闘莉王に合わせるボールを入れてシュートに結びつける名古屋に対し、サンガは精度の低いフィードやクロスでチャンスにもならず、簡単にボールを失ってばかりで名古屋ペースに。そして前半23分、サイドから崩されて金崎がゴール。ドゥトラがペナルティエリア内まで追いかける形になって侵入を許したのがマズくはありましたが、ここぞというときに人数をかけている名古屋を見て、首位にいるだけのことはあると思いました。こちらのクロスの先には誰もいないことが多いので。
失点した後は、さらに対応が後手後手になってピンチの連続でしたが、1失点で済んだのでまだ可能性は残された後半。名古屋がリードしているということもあってサンガが押し込む展開でしたが、後半ロスタイムの柳沢の決定機も枠をハズれて万事休す。
リードされた後にある程度優勢となって攻め込むという流れはこれまでと同様。「サンガはよくなっている」と、試合の印象から解説者は皆言うのですが、確かに秋田の最初の頃よりはよくなっているにせよ、内容は悪くないけど得点が取れない、勝てないというのは加藤Qの頃から変わっていません。

あと、個々の選手などについて、バラバラと。
ここ数試合は柳沢の調子が上がってきているようなので、サンガに加入したシーズンのようにそろそろゴールが入りだしそうな気配はあります。湘南戦でもポストやバーに当てておきながら最後はゴールを決めてくれましたし。
この名古屋戦は最後にチエゴをFW起用したのが驚きでしたが、意外に前線でのボール奪取など働いてくれました。得点の雰囲気はありませんでしたが。チエゴはもともとシジクレイと同じ役割を期待していたと思うのですが、もはや使い道が分かりません。だんだんアタリバに見えてきました。
ドゥトラはハーフタイムで交替になりましたが、基本的にはカウンター要員だと思うので、リードされたら交替させるということでいいのではないかと。もうちょっと周りが見えてパスが出せれば、カカにもう少し近づけるのですが。
サンガは余計なファウルが多い(特に角田や増嶋など)ように思うのですが、不用意に強く当たりすぎているのではないか、と。元気が取り柄の若手選手じゃないんだから、自陣ではもっとコントロールしないと。

来週は天皇杯で、その次が神戸戦。15位近辺のチームには絶対に勝たねば。まだまだ諦めん。


2010年08月22日

[プレミア第2節:ウィガンvsチェルシー]2戦連続6得点の圧勝劇

ウィガンvsチェルシー(フォーメーション)2010.8.21(Sat)
Wigan 0 - 6 Chelsea

@DW Stadium
0-1 Malouda 34'
0-2 Anelka 48'
0-3 Anelka 52'
0-4 Kalou 78'
0-5 Kalou 89'
0-6 Benayoun 90'
試合結果(SkySports)

2戦目はウィガンとのアウェイゲーム。
曲者、ペドロ・マルティネス率いるウィガン、昨シーズンに負けているだけに気は抜けないゲームではありました。

シュート数もポゼッションもウィガン優勢、しかしチェルシーが大勝
序盤からアグレッシブなプレスを仕掛けてきたウィガンが優勢と言えるような試合内容。実際、シュート数はSkySportsの数字ではウィガンが15本(枠内5,枠外4,ブロック6)に対し、チェルシーは11本(枠内8,枠外2,ブロック1)。そしてポゼッション率はウィガンが51.6%。しかし、得点は0-6でチェルシーが大量得点での勝利。
ウィガンは左に入ったロダジェガや右のエヌゾグビア、スタムといったところが何度もチェルシー陣内に攻め込んで来たものの、得点の可能性のあるシュートはごくわずか。チェルシーは中盤の選手を含めた守備でチャンスを与えない。
逆にウィガンの守備組織はバラバラ。高いラインを引くウィガンでしたが、ロングボール含め裏へのボールへの対処で後れを取り、ドログバとの競り合いで負けるシーンが目立つ。チェルシーはシュート数こそ少ないものの、そのほとんどが決定的なもので、ここぞというときに人数をかける攻撃で、効率的に得点を重ねることができました。
相手の守備があまりにもお粗末ではありましたが、得点の取り方を心得ているチェルシー、そんな印象が強く残った試合でしたね。特にドログバの強さが際立っていました。

開幕戦に続く大量得点
前節に続き、それぞれの得点の内容をあげておきましょう。
1点目:競り合いで倒れたエヌゾグビアを置いてフリーになったアシュリー・コールからのクロスをランパードがシュート、キーパーが弾いたところをマルダが楽々ゴール
2点目:ミケルのロングフィードでDFの裏へ抜けたアネルカがゴール
3点目:ツェフが大きくクリアしたボールをマルダがクロス、ドログバが落としてアネルカがゴール
4点目:ドログバがDF裏へボールを出し、自分で追いついてからフリーのカルーに渡してゴール
5点目:ドログバのクロスをカルーがヘッド
6点目:フェレイラのマイナスのクロスをベナユンがゴール

新戦力のベナユンのゴールも生まれましたし、怖いほど順調なシーズンの立ち上がりです。選手層が薄いだけに、こういう大勝したときには若い選手を使ってもらいたいのだが、アンチェロッティはなぜベテランばかり使うのか・・・ここだけが不安です。

とりあえず、2戦を終えた時点で、早くも得点12・失点0、得失点差+12で首位。
次は開幕2連敗のストークとのホームゲーム。昨年は7-0で大勝した相手ですから、今回も大量得点で快勝と行きましょう。
しかし、昨日のアーセナルvsブラックプールも6-0、さきほど終わったニューカッスルvsアストンヴィラも6-0、今シーズンはなぜこんなに大差のゲームが多いのだろうか?


[J1第20節:京都vs横浜]最初から勝ちに行けないものか

京都サンガvs横浜F・マリノス(フォーメーション)2010年8月21日(土)
京都サンガF.C. 1−2 横浜F・マリノス

@西京極スタジアム
0-1 森下 俊 21'(Own Goal)
1-1 中村 太亮 64'
2-1 河合 竜二 90'
試合結果(京都サンガF.C.公式サイト)
試合結果(横浜F・マリノス公式サイト)
試合結果(日刊スポーツ)

後半に動きの止まったマリノスに対して逆転できそうな勢いでしたが、結局は失点して敗戦。勝ててもおかしくない試合を落としてしまう、結果については加藤Qの頃から何も変わりません。内容については、秋田が監督に就いた当初よりはよくなっているとは思いますが。

引きこもるのは攻撃を放棄しているだけでは?
試合の立ち上がりこそは高めの位置で守ろうとしていたように見えましたが、しばらくするといつもの5バックで引きこもる形へ。そして失点してからは4バックにして攻撃モードにし、ある程度は押し返すも、なかなか得点は奪えない。秋田は毎回このパターンとなっていますが、最初の引きこもる時間は攻撃を放棄して時計を進めているだけ。なんとかならないものでしょうか?
引いてスペースを埋めるだけだと得点は人数の少ない前線頼みになり、よほど攻撃陣が好調か、相手が無防備になっていないと難しい。単に3バックか4バックかということではなく、3バックにするにしてもこのマリノス戦の序盤のようにもっと前目でプレスをかけるなど攻撃に繋がる守備ができればよいのですが、それがないと押し込まれる一方。勝つ可能性を自ら下げていることになります。欧州リーグでのような圧倒的な実力差がある、ということでもありませんし。
現状では3バックだとどうしても両サイドが下がって5バックになってしまうので、それで得点できず失点してしまうなら、最初から4バックにした方がいい。仮に守り切れたとしても、現在の順位で0対0では意味がありませんし。先制点の可能性を増やすことで相手へのプレッシャーにもなりますし、消極的に引いて守るクセからか甘くなりがちな中盤の守備もより厳しくする意識ができるのでは?と思います。

このマリノス戦の1失点目は、上がってくる松田に増嶋が付いていかず、太亮も付き切れずに入れられたクロスを森下がオウンゴールしてしまったもの。2失点目は、パスを出して上がっていく河合を安藤がフリーにしてしまったもの。松田や河合を個人レベルでの甘い守備から捕まえられずに喫した失点、どちらも防げたものだっただけに、もったいない。
得点については、優勢に試合を進めることができた後半奪った太亮の1点のみ。この太亮の得点は、中央に守備陣を集めてファーの太亮が受け、角度のないところからシュート、完全に相手を崩したもので、いいゴールでした。
同点となった後、運動量が落ちたマリノスは引いてスペースを埋める形となりましたが、そこを打開するだけの攻撃力は今のサンガにはない。得点力があったイ・ジョンスがカク・テヒに変わったというのもあるのですが、昨年のようなセットプレイからのゴールが期待できないのも辛いところです。
ビハインドの状態から巻き返すだけの攻撃力が今のサンガにはないだけに、とにかく先制することが重要です。これまで以上に。


2010年08月20日

[J1第19節:湘南vs京都]勝てない両チーム

湘南ベルマーレvs京都サンガ(平塚競技場)

湘南ベルマーレvs京都サンガ(フォーメーション)2010年8月19日(水)
湘南ベルマーレ 2−2 京都サンガF.C.

@平塚競技場
0-1 金成勇 59'
1-1 田原豊 69'
2-1 エメルソン '81
2-2 柳沢敦 90'+5
試合結果(京都サンガF.C.公式サイト)
試合結果(湘南ベルマーレ公式サイト)
試合結果(日刊スポーツ)

バーやポストに嫌われるサンガと、オフサイドで得点を逃す湘南、ツキにも見放された最下位対決らしい試合は痛み分け。
西京極での試合はサンガが圧倒しながらもシュートの無駄打ちから敗戦という内容だっただけに、最下位争いとは言っても力の差を見せて勝ってもらいたかったのですが、2点差をつけて最下位脱出などというのは甘すぎました。

若手中心のスタメン、守備的な戦いで劣勢
この試合のサンガのスタメンは若手中心の構成。日程が厳しいとはいえ確実に勝たねばならないこの試合、秋田初勝利のチャンスが大きいこの試合に、まるでカップ戦でのローテーションかと思うような力を温存したメンバー・・・目を疑いました。
前半はこれまで通りの守備的なスタイルでカウンター狙いのサッカー、湘南が積極的に攻めてきたことでそのカウンターのチャンスもありそうでしたが、サンガの攻撃は前線には収まらず、やがて後方でパス回しとなって詰め寄られる劣勢な内容。湘南相手に守備的に戦っているということもあり、それほど危険なシーンはありませんでしたが、このままいけばスコアレスドロー。湘南相手にまるで勝つ気が感じられない前半で、ガッカリしました。

どちらも勝ち切れない後半
サンガは後半からは4バックにして、カウンターで活きるドゥトラを入れたことで攻撃は活性化。選手交代してからの後半勝負というゲームプランだろうとは思いましたが、これまでもなかなか得点できなかったのに、少ない時間でどこまでできるか・・・と思っていたら、後半14分にカウンターからソンヨンのゴールが決まって先制。このままの流れで追加点を取って勝ち切りたかったところですが、徐々に攻撃の推進力は落ちてしまい、反撃にも耐え切れない。
湘南の1点目は田原のボレー、2点目は田原が水谷と1対1で倒れてのペナルティ。この逆転ゴールの前にも、FKからのジャーンが決めたかに見えたゴールがオフサイドで取り消しになったり、裏への抜け出しが2回オフサイドで救われるシーンもあり、遅かれ早かれ逆転されそうな展開ではありました。寄せが甘く対応が遅れ気味になっているように思ったのですが、5バックでの守備の仕方に慣れたためということはないのでしょうか?

1点ビハインドとなったサンガは、終盤はまたしてもテヒを前線に上げてパワープレー。そして迎えた後半ロスタイム、柳沢のヘッドがバーに当たり、テヒのシュートもバーに当たり、決めきれずに終わるのかと思ったところ、柳沢のボレーがついにゴールに。当たり損ねでラッキーなゴールでしたが、それが逆に良い方へ向くこともあるものです。湘南のツキのなさと言えるかもしれません。

湘南にとっては痛恨の失点で勝ちを逃したというところでしょうが、湘南にはオフサイドがなければゴールというのが3回あり、サンガにもバーやポストに当たったのが3回、どちらも勝ち切れないという状況がそのまま表れたということでしょうね。なんとも痛々しい最下位争いです。
ただ、率直なところ、この試合は全体的に湘南の方がアグレッシブで、勝とうとする姿勢が強かった。サンガは逆転されてからは必死のプレーを見せてなんとか追いついてくれましたが、前半の消極的な戦い方といい、どうも不満が残ります。もっと勝ちたい、絶対に残留するという姿勢をもっと強く出したプレーを次は期待したいです。